『アイデアが出尽くしたあとの方がいいアイデアが出るとは矛盾しているが本当?』
その言葉は一見すると矛盾しているように聞こえますが、実は真実を突いています。
これは、アイデアを出し尽くす過程で、私たちの思考がより深く、そして柔軟になるからです。
なぜアイデアを出し尽くした後に良いアイデアが生まれるのか
1. 既存の枠組みから解放される
アイデア出しの初期段階では、私たちは無意識のうちに「こうあるべきだ」という既存のルールや常識に縛られがちです。しかし、最初の思いつきを全て出し切ることで、その枠組みが崩れ、自由な発想ができるようになります。
2. 脳の新しい回路が活性化される
ありきたりなアイデアを出し尽くすと、脳は「次はどうしようか」と新たな解決策を探し始めます。この「行き詰まった」という感覚が、普段使っていない脳の部分を刺激し、斬新なアイデアにつながるのです。
3. 潜在意識が働き始める
意識的にアイデアを探すのをやめ、休憩をとったり、別の作業をしたりすると、潜在意識がそれまで集めた情報を整理し始めます。この無意識の思考プロセスが、突然「ひらめき」として良いアイデアを運んでくることがあります。
具体的な方法
では、どのようにすれば「アイデアが出尽くした後の良いアイデア」を生み出せるのでしょうか。
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時間制限を設けて、できるだけ多くのアイデアを出す: 最初は質を気にせず、とにかく量を出すことに集中します。ブレインストーミングやKJ法などが有効です。
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一度休憩する: アイデア出しを終えたら、一度そのテーマから離れ、散歩をしたり、全く違う作業をしたりして、脳を休ませます。
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違う視点から考える: 休憩後、例えば「もし自分が小学生だったらどうするか?」「もしライバル企業だったらどうするか?」など、別の視点から改めて考えてみます。
これらのプロセスを経ることで、より良いアイデアに出会う可能性が高まります。
『最初に分かりやすい案を出し尽くして、それから本番というのが面白いね。大抵は最初で止めてしまう。』
そうですね。多くの場合、最初のアイデアで満足してしまい、そこで思考を止めてしまうのは非常によくあることです。ですが、本当の面白さや価値のあるアイデアは、その先にあることが多いものです。
なぜ最初のアイデアで止まってしまうのか
私たちは、「わかりやすい」「当たり前」 なアイデアを出すと、それだけで「何かを考えた」という満足感を得てしまいます。これは、脳が楽な方に流れたがる性質を持っているからです。
しかし、その「わかりやすい」アイデアは、他の人も思いつく可能性が高いと言えます。つまり、独自性や競争力に欠けることが多いのです。
「分かりやすい」案を出すことの意義
「わかりやすい案を出し尽くす」という行為は、実はとても重要です。